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ヒューマンドラマ

アイ・アム・サム

サムとルーシーはただ親子であり続けたいだけ。
お互いを思い合い、一緒に暮らせればそれでいい。
それをわからせてくれる映画です。

概要

監督 ジェシー・ネルソン
脚本 クリスティン・ジョンソン 、ジェシー・ネルソン
音楽 ジョン・パウエル、 ハンス・ジマー、 ジェームズ・ニュートン・ハワード
アカデミー賞 なし
出演者
ショーン・ペン
ミシェル・ファイファー
ダコタ・ファニング

あらすじ

知的障害を持ちながら、コーヒーショップでなんとか働きながら小さな娘を育てる父親サムと、その娘ルーシーの親子愛を、ビートルズの曲と共に綴る感動のストーリー。

いつも周りには同じく知的障害者である友人たち。
ルーシーが7歳になる頃から次第に、サムの知能を超えはじめ様々な問題が起きてくる。

そんなある日、たまたま娼婦とサムが一緒にいるところを警察に見られてしまう。
問題ありと判断したソーシャルワーカーから、ルーシーを取り上げられ、最終的にルーシーは里親の元に出されてしまうことに。

里親の家の近くに引っ越し、職も変え、収入アップのためにドッグシッターのアルバイトも始める。
ルーシーも毎日サムの家に通うようになる。
親権を取り戻すべく、サムは立ち上がる。

その弁護を引き受ける事になってしまった女性弁護士のリタ。
彼女は、旦那には浮気され、子供もいう事を聞かず、イライラする日々を送っていた。

最初は仕方なくだったが、お互いを思い合う親子の姿に心を奪われ、だんだんと本気で弁護に取り組むようになっていく・・・

見どころ

父親であるサムと、その娘ルーシーのお互いを思い合い、一緒に生きて行こうとする姿、
そして、自身も悩みを抱えながら二人を支える女性弁護士リタ。

自身も問題を抱えながら、勝ち目の薄い裁判に挑むが、どうしてこんなに頑張れるのかという位努力する姿が心を打ちます。

知的障害者の父親役を演じるショーン・ペンの演技力は見どころの一つです。

自分の失敗に気を落とす父親を気遣って優しい言葉をかける娘を演じる、ダコタ・ファニングが本当にかわいい。
私はまだ子供がいませんが、娘がいるってこんな感じなのかな・・・と想像して子供が欲しくなってしまいます。

感想

娘を思う父親サムの言動に心を打たれます。
涙を流してしまうシーンが多々ある映画です。

友達や恋人と一緒に観るのはちょっと照れくさい作品ですね。

障害者というと、障害を負っている反面、何か秀でた能力を持っている可能性が健常者より多いと思われがちな節がある。それに違和感を感じないだろうか。
なぜ特別な能力を持っていなければならないのか・・・そんなことは必要ない。

人は健常者であろうとなかろうと、人間性が大事、そんな事を教えてくれる映画です。

このアイ・アム・サムという作品は、知的障害者の父親と、まだ幼いが賢い娘が、お互いを思い合いながら一緒に暮らそうと奮闘するドラマです。

サムの娘を思う気持ち、それを支える女性弁護士の努力する姿に心を打たれ、何度も泣いてしまいます。

それにより、親子というものはこれでいい、特別な何かが必要なわけじゃない、愛する気持ちがあればそれでいいんだよ、という親子のあり方を再認識させられます。

とにかく感動物。涙なしには観られない映画です。
ヒューマンドラマでは僕の中で一番の作品ですね。

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